お酢には血中脂質低下の効果がある
心筋梗塞や動脈硬化といった生活習慣病の大きな要因となるのが血中脂質ですが、お酢には血中脂質低下の効果があることが分かり、注目されています。
血中脂質とは
血中脂質とは血液中に含まれる脂肪分(脂質)のことです。正確には「血清脂質」と言い、中性脂肪やコレステロールといったものがこれに該当します。悪いイメージが強いコレステロールですが、細胞やホルモンといった身体を構成するものの重要な成分として必要不可欠なものです。摂取されたエネルギーが消費されるエネルギーを上回ると、中性脂肪に変換されて皮下脂肪や内臓脂肪として貯えられ、必要に応じて消費されます。しかし、摂取と消費のバランスが崩れると、中性脂肪やコレステロールが過剰に増加し、生活習慣病の原因となってしまうのです。
お酢に血中脂質低下の効果がある理由
国内大手のお酢メーカーであるミツカングループの中央研究所の研究によって、お酢に内臓脂肪や血中脂質を減少させる効果があることが分かっています。毎日お酢を15~30ml摂取することを継続することにより、内臓脂肪と血中脂質を減らす効果があることが判明しています。また、メタボリックシンドロームの治療には、低塩・低脂肪の食事制限が求められますが。お酢には低塩・低脂肪に抑えつつ、料理を美味しくする効果があり、「お酢なしの低塩・低脂肪の食事は不可能」とも言われます。血中脂質低下のために、お酢を使った料理を作ることは非常に重要と言えるでしょう。