ハスカップが不老長寿の果実と呼ばれるのはなぜ?
■栄養成分が充実
ハスカップは、不老長寿と果実としてよく知られていますが、その理由はご存知ですか?ハスカップに含まれている栄養成分はとても多いのですが、ただいろいろな成分が入っているから不老長寿の果実になるわけではありません。含まれている成分の含有量が、健康や美容に良いと言われている他のフルーツと比べると、とても優秀なのです。
ハスカップに含まれている栄養成分の中でも特に注目したいのは、カルシウムです。カルシウムがたっぷり含まれているフルーツと言えば、アロニアや温州ミカンがありますが、含有量を比べると、100g当たりのカルシウム含有量はアロニアが32mg、温州ミカンが13mgなのに対して、ハスカップはなんと38mgもあります。これは、リンゴの約13倍、そしてブドウの約6倍に当たります。
また、ハスカップには鉄もたっぷり含まれています。100g当たりの含有量は0.6mgとフルーツの中ではトップレベルで、ミカンの6倍以上、ブドウの3倍以上と優秀です。
ビタミンCを多くフルーツには、レモンやイチゴなどが良く知られています。ハスカップに含まれている含有量は、レモンの50mgやイチゴの62mgには及ばないものの、44mgと優秀で、ブドウやリンゴ、プルーンなどと比べると圧倒的な含有量となっています。
その他にも、ハスカップにはビタミンAやB、ビタミンEも豊富ですし、カリウムなどもタップリ含まれています。抗酸化成分が充実していることから、不老長寿の果実と呼ばれているわけです。