1. HOME
  2. ブログ
  3. お酢を使った食器のアク取り

お酢を使った食器のアク取り

コーヒーカップ、鍋などに残る「アク」汚れは、通常の中性洗剤ではなかなか落としにくい汚れですが、お酢を使うことで簡単に落とせます。お酢が食器のアク取りに使える理由と方法を説明します。

お酢で食器のアク取りができる理由

食器のいわゆる「アク」汚れを中性洗剤では落としにくい理由は、その汚れが主に「アルカリ性」の汚れだからです。中性洗剤もアルカリ性のため、こびりついてしまったアク汚れは中性洗剤では落とすことが難しくなってしまうわけです。
そこで登場するのがお酢です。お酢の主成分は酸性の酢酸です。この酸性が、アク汚れのアルカリ性を中和し、汚れを落とし易い状態にしてくれます。お酢を使ってコーヒーカッピや球種などの食器のアク取りを行う場合は、食器をお酢に半日ほど浸した上で、お酢をつけたスポンジでこすれば綺麗になります。根菜類等のアクで黒ずんでしまった鍋は、2倍に希釈したお酢を15分ほど煮立てることで、アルカリ性の汚れが中和されて汚れを落としやすくなります(焦げ付きの黒ずみには効果がないので要注意です)。

茶渋落としにも有効なお酢

お酢は急須や湯呑の茶渋落としにも効果的です。茶渋が黒ずんでいる理由は、お茶の成分であるタンニンが酸化することが原因ですが、お酢の酸は酵素の持つ酸化を促す働きを止める効果があることから、お酢を使えば茶渋汚れを落とすこともできます。お酢が汚れを落とす効果を発揮できるのは、原則としてアルカリ性の汚れだけです。アルカリ性以外の汚れには効果がないので注意が必要です。

関連記事