お酢の食欲増進作用で夏バテを乗り切る
近年は平均気温の上昇に伴い、ますます夏が過ごしにくい季節になっています。特に健康面で心配になるのが夏バテですが、お酢には夏バテ解消の効果があることがわかっています。
お酢が夏バテに効果がある理由
お酢が夏バテに効果があるとされる理由は大きく分けて2つあります。1つはお酢の食欲増進作用によるものです。夏の暑い季節にお酢を使った料理はさっぱりと食べられる上、お酢の酸味が唾液と胃液の分泌を促してくれるため、食欲を増進してくれます。消化・吸収を促進し、胃腸を整える効果もあります。もう1つは、食酢の主成分である酢酸が体内に摂取することで変化するクエン酸に、炭水化物の消化を促進してエネルギーにする作用を促進する効果があるということです。他にも、お酢には「疲れ」の原因物質と言われる乳酸を分解する効果や、新陳代謝促進の効果もあり、これらの効果が総合的に夏バテに効果をもたらしていると言えるでしょう。
お酢を使ったメニューで夏バテ対策を
お酢には、糖分と一緒に摂取すると、エネルギー源となるグリコーゲンの再充填を促進する効果があり、疲労回復が早まることも研究結果で知られています。栄養分豊富な黒酢をにんにく醤油と一緒に使い、スタミナ食材を調理することで、夏場でもさっぱり味わえる味と、お酢の食欲増進効果、そして夏バテの原因となる要素への効果が期待できる「夏バテ対策料理」を作ることができます。ぜひ、お酢を活用して、暑い夏を乗り切ってください。