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ハスカップはどんな栽培環境で育てられる?

■とてもデリケートな果実

ハスカップの樹木は高さが1メートル~2メートル程度と低いため、子供でも手が届く高さの所に身をつけます。葉はギザギザしていないので触れても痛いとか手に傷をつけることはないため、その点では比較的育てやすい栽培環境と言えるかもしれません。しかし、ハスカップの果実はとてもデリケートなため、農家の人が一つ一つを手摘みしなければいけません。ハスカップの果実は、直径が1cm程度、長さは2cm程度でブルーベリーを少し大きく長くしたような形をしていますが、皮が薄いので皮ごと生食できるという魅力があります。

ハスカップは北海道のあちこちで栽培されています。もともとは野生で苦みや酸味が強かったハスカップを、フルーツ農業として成立させるために、各自治体では農家が一丸となって品種改良に取り組んできました。そのため、自治体や地域によってハスカップの品種が異なっていて、品種によっては手摘みだけではなく機械における収穫ができる品種などもあります。しかし、大半は手摘みによる収穫が一般的です。

■寒さに強く暑さに弱い

ハスカップはもともとシベリアから運ばれてきた植物です。そのため、寒さにはとても強いけれど暑さには弱いのです。栽培環境でも、あまり暑すぎる所では栽培できないので注意しなければいけません。この植物は、収穫の時期が6月下旬と早めで、暑い夏が到来するまえに収穫できるのが特徴ですが、植え付けは冬が到来する前の11月となり、夏が終わったころからすぐに土壌に肥料を与える作業が始まります。

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