お酢の二日酔い軽減の効果

宴会シーズンともなると、特に心配なのが二日酔いですね。実はお酢には二日酔いを予防する効果があります。二日酔いが起こるメカニズムと、お酢の二日酔い軽減効果について解説しましょう。

二日酔いのメカニズム

お酒を飲むと、あのアルコール分は胃や小腸から吸収されて、肝臓に送られます。肝臓には体内の毒を分解する重要な役割があります。肝臓に送られたアルコールは、肝臓にあるアルコール脱水素酵素（ADH）によって分解されてアセトアルデヒドという物質になります。実は、このアセトアルデヒドは毒でもあり、お酒を飲んで顔が赤くなる、動悸、頭痛、吐き気といった悪酔いの症状は、このアセトアルデヒドによって引き起こされます。ちなみに、欧米人と比較して日本人にはこのADHが少ないとされ、その為日本人は欧米人と比較してお酒に弱いとされています。

二日酔いの原因はアセトアルデヒド

アセトアルデヒドはさらにアセトアルデヒド脱水酵素（ALDH）によって分解されて酢酸（お酢の主成分）になり、最終的には水と炭酸ガスというかたちで体外に排出されます。二日酔いは、肝臓がアセトアルデヒドを分解しきれずに体内に残っている状態のときに起こります。

お酢の二日酔い予防軽減効果

二日酔いの原因物質はアセトアルデヒドで、肝臓が体内のアルコールを分解しきれなかったときに起こることが分かりました。つまり二日酔いの軽減には肝機能を高めることが有効であると分かります。お酢には肝臓の代謝を高めて肝機能を向上させ、アルコールの分解を促進する効果があります。お酢を使った料理を食べながらお酒を飲めば、二日酔いの予防にも役立ちます。