昆布は牛乳よりもカルシウムが豊富!
昆布には、牛乳より豊富なカルシウムが含まれています。カルシウムは、骨を強くするのに役立つ栄養素です。牛乳を飲むとおなかが痛くなるという子供もいますから、そういうお子さんは牛乳代わりに昆布を食べるようにするといいかもしれません。おやつ用の昆布が売られています。
カルシウムの役目
体内のカルシウムの9割は骨になり、残りの1%が血液や筋肉になります。食事から摂ったカルシウムは腸から吸収されて血液に入り、残りは骨の中に蓄えられます。血液の中のカルシウムが足りなくなると、骨から補われるということです。
日本人は全体的にカルシウム不足と言われており、カルシウムが足りない状態が長く続くと、骨粗しょう症のような骨がもろくなる病気になることがあります。
カルシウムを効率良く摂取するには?
カルシウムを取っただけでは、効率良く体内に取り入れることができません。カルシウムは、マグネシウムと一緒に取ることで効率良く摂取できます。サプリメントを購入したときに、カルシウムとマグネシウムがセットになって配合されているのは、栄養の吸収率を上げるためです。
つまり、昆布と一緒にマグネシウムが含まれているものを食べるといいということになります。マグネシウムが含まれている食品には、果実や豆類があります。なお、リンもカルシウムと結びついて丈夫な骨や歯を作りますが、リンが過剰になるとカルシウムを壊します。ミネラルは「これだけ摂っていれば大丈夫!」という栄養素ではなく、相互作用がありますからバランス良く摂ることが大切です。