真昆布は北海道で採れる上品な味の昆布
昆布には、「利尻昆布」や「日高昆布」のように産地の名前がつけられているものがありますが、真昆布は函館や室蘭など北海道で採れます。スーパーで見かける昆布はカットしたものが袋詰めされて小さくなっていますが、実際の真昆布の長さは1~8メートルほどあります。味噌汁や鍋ものなどのだしとして使われますが、とろろ昆布や昆布巻きなど加工品としても幅広く使われています。
昆布の種類
食用の昆布として多く販売されているものに「真昆布」、「利尻昆布」、「日高昆布」、「羅臼昆布」などの種類があります。ほかにも、商品によっていろんな名前がつけられていますから、商品名だけでは品種がわからないことがあるでしょう。パッケージの裏面を見て種類をご確認ください。
一般的に出汁用として利用されていますが、高価なものになると料理に使われます。美味しいからといってだしだけ取って捨ててしまうのは、もったいないかもしれません。真昆布の葉は肉厚なためだしを取った後も、細かくきざんで佃煮などにしてごはんのおかずになります。
真昆布との味の違い
真昆布には上品な味とクセのない旨みがあり、利尻昆布は塩味と硬さがある印象です。日高昆布は磯の風味が強く、羅臼昆布には濃厚な甘さが感じられます。それぞれの昆布には味に違いがありますから、特徴を活かした料理に使われます。
普段の家庭料理でどの昆布を使うかは香りや味の好み、値段などによって分かれるでしょう。真昆布は利尻昆布や羅臼昆布と並び、高価な昆布の部類に入ります。高価な昆布は味が良いことから、日本料理店では煮物や和え物などの料理として提供されています。