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ハスカップは北海道が自生地

■自然環境の条件は北海道がピッタリ

もともとシベリアからの渡り鳥によって持ち運ばれたハスカップは、北海道の勇払平野に自生しています。シベリアのように厳しい気候条件のもとに自生する植物のため、本州では高山植物という取り扱いとなり、なかなか自生できる自然環境の場所を見つけることは難しいのです。北海道においても、ハスカップが自然に自生できる自生地の条件は厳しいため、北海道ならどこでも自生地となるわけではありません。ハスカップの歴史の中では、勇払原野から苫小牧、千歳などにかけて広い一体に自生していましたが、現在ではごく限られた地域でのみ自生しています。

■高山植物だから山岳地帯でも自生可能

本州から南の地域では、ハスカップが自生している平地はありません。北海道においても、平地で自生しているのは全国でも勇払原野だけです。その他には釧路湿原などの湿原地帯とか別海町の周辺などに自生しています。ハスカップは高山植物のため、厳しい気候条件を好む傾向があり、北海道の高山地帯では本州よりも多くの山が自生地となっています。例えば高山から亜高山にかけての地域では多くハスカップを見ることができ、その中でも大雪山や知床などでは、広くハスカップが自生しています。ただし、こうした高山地帯のハスカップが私たちの食卓などへ届くことはほとんどなく、流通されているハスカップのほとんどは、北海道の勇払原野で栽培されているものです。

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