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利尻昆布について

昆布には真昆布・長昆布などさまざまな種類がありますが、高級昆布として名が知られているのが利尻昆布ではないでしょうか。利尻昆布の産地と特徴について説明します。

利尻昆布の産地

利尻昆布は、北海道最北部、留萌沿岸より来た、礼文島と利尻島を経て野寒布岬・宗谷岬、そこから網走に至るまでのオホーツク海沿岸に生息する昆布です。利尻昆布という名前は、そのまま生育域にある利尻島から来ています。

利尻昆布の特徴

真昆布より幅が広いです。葉の基部が細長くくさび形になっていて、葉は硬く、黒褐色です。
味は濃く、甘みもあって、真昆布よりも塩味があって硬い印象です。味が濃くて香りも高く、澄んで透明な出汁が取れることから、鍋物やお吸い物の出しとして重宝される昆布です。なかでも湯豆腐に適しているとされています。漬物と一緒に漬け込んで味を出すのにも珍重されています。そのまま出し昆布として利用されることが多いですが、肉厚で硬く、削っても変色が起きないことから、とろろ昆布等にも加工されることがあります。
天然利尻昆布のエキスには、髪の毛や肌に必要な成分やミネラル、フコイダン等が豊富に含まれており、ぬるぬるの泡が髪や地肌を包んで摩擦を防ぎ、ヘアケアに効果があります。そのことから、利尻昆布は白髪用のヘアカラートリートメントやシャンプー、リンスなどの原材料としても利用されており、食用としてのみでなく、その美容効果にも注目されています。

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